CFDと為替リスク

投資と呼ばれる取引では、メリットが大きければその分デメリットやリスクも増えます。これは市場原理ですから、CFD取引に限らず、どのような取引にも言えることです。それでは、CFD取引にはどのようなリスクがあるのでしょうか?

CFDのリスクの中でも、コントロールしづらいリスクの一つに、為替レートの変動によるリスクがあります。為替レートの変動とは、テレビなどで毎日放送されている「今日の為替レートは1ドル=100円」「今日の終値は1ドル=80円」のようなものです。

分かりやすく説明しましょう。

仮に、アメリカ市場で一株30ドルの株式銘柄を10株購入する事にしましょう。為替レートが1ドル=100円の場合には、この株購入にかかるコストは、
30ドルx10株=300ドル(日本円にして3万円)
となります。この株価が値上がりして一株あたり30ドルから40ドルに上昇したとします。アメリカドルで利益を計算すると、一株あたりの利益が10ドルですから、10株では利益は100ドルという計算になります。

それでは、この株価が1株40ドルの時に持ち株全てを売却し、円で利益を受け取る事にして見ましょう。

40ドルx10株=400ドル

この400ドルを為替レート1ドル=100のまま換金すると、4万円をゲットすることになります。そこから最初の株購入にかかった3万円を差し引くと、利益は1万円となります。

それでは、円高が進んで為替レートが1ドル=80円になっていた場合には、利益はどうなるのでしょうか?400ドルを為替レート1ドル=80円で換金すると、3万2千円になります。そこから初期費用の3万円を引くと、利益はたったの2千円になりますよね。為替の変動によって、利益がグンと少なくなってしまう典型的な例といえるでしょう。

為替レートは、円安が進むと利益がさらにふくらみますが、円高が進むと利益がどんどん減り、時には利益を得るはずが損失に転じてしまう事もありますから、為替リスクは予め考慮しておいたほうがよいかもしれませんね。